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新ストレスチェック80項目(well診断)の活用を提案している。
2022年4月から中小企業にもパワーハラスメント防止対策が義務付けられることから、社会保険労務士事務所テラス(北区)は医療機関や介護施設等に対し、仕事に対する充実感や就業意欲といったワークエンゲージメント関係の調査項目が充実した新ストレスチェック80項目(well診断)の活用を提案している。
従業員50人以上の事業所に実施が義務付けられているストレスチェック制度では、チェック票として職業性ストレス簡易調査票(57項目)が厚生労働省から推奨されている。well診断は同調査票を改善したもので、官公庁や上場企業が多数導入。労働施策総合推進法改正で昨年6月に大企業にパワハラ防止が義務付けられてからは、ハラスメントに関する調査項目を含む80項目版の活用が進んでいるという。
80項目版は、57項目版の個人結果・組織診断を含み、ワークエンゲージメント関係の調査項目も充実。ハラスメント対策は研修が定番だが、それに合わせた実態調査・把握にも活用できる。全国平均、事業所全体、高ストレス者出現率が高い職場を、グラフで視覚的に比較分析し、改善に役立てることも可能だ。ウェブマークシートにも対応している。
導入に適した事業所として、①法令義務だから労基報告のためだけにチェックを実施している②57項目がマンネリ化している、十分活用できていない、少し変化がほしい③ワークエンゲージメント関係の調査も実施したい④パワハラ防止の取り組みをしたい─を挙げ、ストレスチェック見直しを呼び掛けている。
問い合わせは社会保険労務士事務所テラス(ヒューマンリソース)☎011(299)8210、メールinfo@wakuwaku-hr.com