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50代有期契約社員の無期転換への助成金

 有期契約社員の無期転換への助成金としては、キャリアアップ助成金の正社員化コースがよく知られていますが、これとは別に特定の有期契約社員を対象としたコースが厚生労働省の助成金で設定されています。

 その「65歳超雇用推進助成金の高年齢者無期雇用転換コース」の対象となるのは、
・有期雇用期間が通算6か月以上5年以内
・50歳以上定年年齢未満であること
・無期転換日に64歳以上でないこと
・その職場で65歳までの高年齢者雇用確保措置(再雇用、定年延長など)を導入済みであること
 などの要件を満たした方です。

 この助成金での手続きの流れは、次のとおりです。
① 高齢者雇用等推進者の選任、高齢者雇用管理に関する措置の実施
② 計画書(無期雇用転換計画書)を(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構に提出して認定を受ける
③ 計画に沿って無期転換を実施
④ 転換後6か月の継続雇用と給与支払
⑤ 支給申請
⑥ 支給決定・助成金の口座振り込み

 ここでいう「高齢者雇用管理に関する措置の実施」とは、
・高齢者(55歳以上)を対象とした短日数勤務・短時間勤務等

 (勤務時間等の弾力化)
・高齢者対象の人間ドック検診制度、生活習慣病予防検診制度等

 (健康管理、安全衛生の配慮)
・高齢者を対象とした技能講習・資格取得講座の受講等

 (職業能力の開発及び向上のための教育訓練の実施等)
 など、7つの措置のうちいずれか一つ以上を就業規則等に定めて制度化した上で実施することです。

 また、転換後6か月の給与支払いについては、キャリアアップ助成金の正社員化コースとは異なり、昇給は求められていません。

 例えば、50代の契約社員が在籍し、会社としては正社員化して長期雇用したいが、その社員自身が正社員という働き方を望まない場合の定着促進策としても活用できる助成金です。